忍び寄るマダニ
こんにちは!市川動物病院です🎤🐰
今までの常識を覆す出来事として、今年は【マダニ】が話題となっております。病院の掲示板にも張っておりますが、今月のアドバイスは【忍び寄るマダニ】をお伝えいたします。

マダニというのは、家にいるダニ対策で布団を干しましょうとか、こまめな掃除が対策です!という家ダニとは違う生き物ですので、勘違いされない様にして下さい。
マダニというのは、芝や、草むら、低木など、草に普段潜んでいます。基本葉っぱの裏に集まって息をひそめています。そこで、体温を持つ物例えば人や動物達が近くを通ると、そこへ目掛けてジャンプし、飛びつきます。
その飛びついた先が例えば犬だとして、犬の体に着地しました。そこからジワジワと毛をかき分け、皮膚に近づき噛みつきます😖💦
その噛みついた時に、自分の口と犬の皮膚が離れない様にセメントのような物質を口から出し、固定します。そして犬の血液を吸血し、栄養として蓄え、いっぱい吸血したところで、次なる産卵へ向け、自分から離れ落ちます。
ですので、マダニを発見した時に、3mm位の小さなものもいれば、吸血しパンパンに膨らんだ1cm~1.5cm位の個体の子もいます。これがマダニの生態です。(色は茶色から黒色です。)
さて、この何が問題かと言いますと、以前からあった病気なのですが、特に今年は日本でもあちこちでマダニが原因で亡くなる方が増えている事です。九州の方から増えてきて、先日、君津の方が亡くなられたのもマダニが原因のようです。他県では、マダニに感染した猫ちゃんの治療をしていた獣医師が、亡くなってしまったようです。
マダニがウィルスを持っていて、人・動物を噛むことにより、そのウィルスが体内に入り込み、体の中でウィルスが増殖し、体調の悪化を招くことがわかっています。
もちろん、全部が全部マダニがウィルスを持っているわけではありませんし、噛まれたら、感染したら全員が亡くなるというものではありません😌
ですが、ここ数年は人に対しても動物達に対してもマダニによる被害の報告が徐々に増えていまして、我々も警戒しております🚨
普段のお散歩でもダニは簡単につきますし、我々がちょっと山や森、キャンプ場に行ったりと、草の茂みや、河原遊びなどで、人にマダニが飛びつくこともあります。我々人間が家へ持ってきてしまう事もありますし、ちょっとした庭遊びでのうさぎさんのお散歩や、犬猫の遊び時間でも、そこに植物があれば、感染する可能性はあります。
では、どうしたらマダニから守れるのか?
一番大切な事は、草むらや茂み、山や森などに行かない・近寄らせないということです。そして、帰宅する時にはブラッシングをし、食いついたダニを払う事が大切です👍
お散歩も、ワンちゃんは茂みで排泄をしたい子が多いと思いますが、行かせない。近寄ってしまったのなら、そのあと体のチェックをしてあげて下さい。
あとは、ノミとマダニの予防薬💊をきちんと投薬する事です。
うさぎさんは、うさぎ専用のマダニ駆除薬というのが未だ作られていないので、外には出さない事。そして、日ごろからダニがついていないかのチェック(ブラッシングを含む)をしてあげてください。
君津は自然が多く🌿マダニもノミも沢山いますから、是非うちの子は一度も寄生されていないから大丈夫ではなく、いよいよマダニもノミも進化していて、違う病気を運んでくる時代になったんだと認識していただき、昔の経験から現代病へのアップデートをお願い致します。
皆さまにご紹介できるリンクがありませんでしたので、「マダニ 犬 病気」などで検索して、どのような感染症があるのか、どのような病気があるのかなど、是非ご覧ください。

