完璧な子は居ないんだよ
こんにちは。市川動物病院の看護師です🎤🐰さて、5月のアドバイスです。 早いですねぇ😖💦もう半分終わってしまいますね💧 今月は【完璧な子は居ないんだよ】というテーマでお伝えしていきます🎤🐰
患者様からのご質問や疑問を日々お伺いしていますと、よーくその子の事を観察していて、こちらが探さないとわからない位の小さな傷や、異変も直ぐに察知して診察に来て頂いております。よく見つけたなぁ・・・と本当に感心してしまう事が多く、我々も勉強になります。
しかし、私達人間も、動物達も生き物ですし、何かしらの疾患はあって当然です。お腹が弱い私のような人間も、皮膚が敏感ですぐに赤くはれてしまう方も、どうも呼吸器系が弱く、アレルギーや黄砂による影響で咳が止まらないという方もいらっしゃいますよね😥実は動物達も同じなんです🐶🐱🐰🐤
私も皆様へこうしてお伝えする時には、うさぎさんは胃腸障害気を付けてね!鳥さんは温度を保ってね!とその時その時の注意事項としてお伝えしておりますが、うさぎさんの中でも一年に何回も下痢や便秘を繰り返す子もいれば、生涯一度しか病院に行きません。という子もいます🐰💉
わんちゃんも猫ちゃんも同様。毎年ワクチンだけという子もいれば、小さい時から何かと病院に来てサプリメントを使用していますという子もいます。
では、その子が変なのか?悪いのか?弱いのか?というと、違いますよね?💦💦
体質によって、敏感な部分とそうではない部分がありますし、免疫力や生まれ持っての 体質・気質 という物があります。
病気が無く毎日健康で病院には行く機会がない、どこを見ても綺麗で異常など無いというのが、『正常』だと判断されてしまうと、飼い主様もその動物もとても苦しい日々となってしまいます。
人間も動物も、この子の体質・気質によって上手に付き合っていくべき疾患があって、当たり前なんだと思っていただくことがとても大切です😊😊
近年は散歩嫌いのワンちゃんも沢山います。夜行性のはずのうさぎが、夜ぐっすり寝ている子もいます💤
原因を全て追求するのではなく、その子の質を理解し、上手に、毎日を楽しく過ごして頂きたいと思います。
飼主様もこの子の苦痛や病気を治したい!と完璧を目指そうとしてしまうと、いずれ疲れてしまい、薬やご飯を変えたり病院を転々としてみたりと負のループに陥ってしまいます。もちろん、セカンドオピニオンを受けて頂くのは我々としましても賛成です。しかし、体質や気質までもゼロにしようとするのは、その子を拒否している事と同じことになってしまいますから、お腹の緩いこの子の全てを受け入れ愛して、今後大事にならない様に上手に付き合っていただければなと思います。完治も大切ですが、完治できない病気も世の中にはあるんだなと知って頂ければ少し肩の荷が下りるのではないかなと感じました😊✨
飼い主としても完璧な人はいません。しつけ本や色々な雑誌で飼主はこうするべき!みたいに書いてありますが、困った時の一つの手段として取り入れていただき、個人的な意見ですが、私はそのご縁のあった動物達と毎日楽しく笑って過ごす事が飼い主にとっても一番大切なことだと思っております。
長年看護師をしていますが、私だって失敗した事や後悔している事はありますよ!😭😭😭(泣いちゃおうかな・・・)
ですので(笑)
一緒に成長し一緒に学ぶ。その子と私の人生。犬じゃなく、その自分の子とのこれからの時間をどう過ごすのか?を一度考えてみてください。
アトピーの子の皮膚をどう治すのか?が重要なのか、酷くならない様にどう付き合っていけばいいのか?が重要なのか。やはりこのままでは痒くて可哀想だと思うのでしたら、また治療を再開し、もっと積極的な方法を取りたいのであれば、転院されてもいいのではないかと思います😊
ではまた来月、お伝えいたしますね🎤🐰💦
中毒注意
ユリ:絶対ダメ!!特に猫ちゃん。命を落とす危険高い植物です
ブドウ:レーズン:大量摂取は中毒
アサガオ:胃腸障害などの中毒症状
除草剤・殺虫剤・保冷剤 などの薬品は全てダメです