私の風邪はわんちゃんに感染しない?
寒くなったり暖かくなったり、動物達も必死に耐えてくれていますが、やはりここ最近の診療内容はこの気候によってのダメージがヒシヒシと伝わる内容ばかりです。皆様も日頃から注意して下さっていますが、今耐え時ですよ!💥💪
桜まであと少し🌸🌸・・・早く春になあれぇぇ・・・♬♬
今月は、人間と動物は同じ病気になるの?というテーマでお話したいと思います🎤🐰
診療時などに、私の風邪はわんちゃんにも感染するのか?自分がインフルエンザだから猫ちゃん達に触らない方がいいのか?などのご質問を多く受け取ります。とても大切なことだと思います。感染するものもあれば、感染しないものもあります。
基本、人間の風邪症状やインフルエンザに関しましては動物達には感染はありません。しかし、未だ我々を悩ませるコロナウィルスに関しましては、今までは動物達には感染はしないと我々は認知しておりますし、そうお伝えしておりますが、未知のウイルスであることで、今後どのような変化が起きるかはわかりません。ですので、コロナに関しましては、今の所動物達には感染は無いとお伝えしております。
もう4年~5年発症してから経ちますので、動物達には感染は無いという説の方が強いと思いますが、100%の事は言い切れません。また、何か新しい情報が届きましたら、その時は皆様にもお伝えしますね✨
では、逆に動物から人へ、人から動物へと感染する代表的なものをお伝えいたします。
★マダニ・ノミ(寄生)
★キャンピロバクター(お腹)
★白癬菌(皮膚)
★疥癬ダニ(皮膚)
★オウム病(鳥限定)
★マダニ・ノミは皆様ご存じだと思いますが、近年マダニによって亡くなった方がどんどん増えています。ノミの被害も、必ず毎年聞きますし、気温の高い日が長く続くようになったので、ノミもマダニも活動時期が長くなっています。1年を通しての予防が飼い主様の命も救うという事をお伝えしていかなくてはなりません。特に、ご高齢の方やお子様。免疫力の低下している方など、ご注意くださいね。
★キャンピロバクターに関しましては、所謂食中毒菌とお伝えした方が想像がしやすいと思います。あのお腹の痛みや下痢、嘔吐などは、この一見可愛らしい感じのキャンピロが、動物達も私達もひどく苦しませます。
下痢してる子がいましたら、お世話は勿論いつも通りしてもらってよいのですが、おトイレのお掃除の後は、石鹸で手を洗うよう心がけてください。そして、赤ちゃんなんかは、動物のお尻に触ったりするので、注意してみてあげてくださいね。その手を舐めてしまったら感染してしまう可能性があります。
★疥癬ダニというのは、マダニとは違うダニです。脱毛したり、酷くかきむしるので、皮膚がボロボロになってしまいます。猫ちゃんに多い病気ですが、兎さんでも症状がありますし、わんちゃんにもあります。病院で検査をし、お薬を投与すれば次第に治っていきますが、あまり濃厚な接触は避けた方が良いです。皮膚の奥に潜むダニですので、触った後は石鹸で手を洗い、抱きしめたり一緒に寝たりという行動はお互いの為に避けましょう。
★白癬菌というのは、水虫です。当院ではカビという風にお伝えしておりますが、ちょっと触ったから擦ったからと直ぐに感染する物ではありません。しかし、接触した後は手を洗って、清潔な状態にしてください。
★オウム病はインコやハト、オウムからの感染です。主に糞や、飼い鳥との口移し行為などで感染します。愛情表現は違う方法で取ってあげてくださいね。
狂犬病は勿論人も動物も死に至る病です。日本では近年感染報告はありませんが、海外では未だに狂犬病で亡くなっている人も動物もいます。むやみに手を出さない事と、近づかない事。日本と海外では違うことをお伝えいたします。
最後に一つだけ・・・なぜか飼主さんと同じ病気になる子がいます😮お父さんが腰痛持ちだと、ワンちゃんも腰が弱かったり、飼主さんがアレルギーだとわんちゃんも花粉症だったりと。
不思議ですよね😊診察時に病気の説明をすると、俺と一緒だ・・・😰💦とつぶやく飼主さんがけっこういらっしゃるんですよ笑😊痛みがわかる分、つらさもわかる。苦労もわかる。そんな運命があるのかもしれませんね・・・✨
怯え過ぎず、正しく知り、愛情を変えずに接し方だけ工夫をしてみてくださいね。では、今月は以上です。また3月にお伝えいたしますね🎤🌸🐰🌸