ごあいさつ
🐲明けましておめでとうございます🎍本年もよろしくお願い申し上げます🐶🐱
能登半島地震により被災された方々並びにご家族・ご友人・皆さま、心よりお見舞い申し上げます。
さて。今年は暖冬という事もあり、1月なのに15℃という最高気温を出していますね。そして夕方からはグンと気温が下がり、2℃~3℃と一気に10℃以上も下がります。この気温差こそが体調を崩す原因となっています😿🐶💦
最近、下痢や嘔吐、関節の痛みや、膀胱炎のご相談が増えています。ではなぜそのような症状が増えてしまうのかを今月のテーマとしてお伝えしたいと思います🎤🐰
我々人間も同様に、体温の維持に重要な役割を担うのが、自律神経です。外気温が高いときは、体温を下げるために血流を活発にし、汗をかいて熱を発散しています。動物達はハァハァと息を吐いて熱を下げますよね!
一方、気温が低いときは血流を滞らせ、体温を逃さないようにします。(じっと動かなくなります。)
多少の温度の変化であれば問題はありません。しかし、寒暖の差が大きくなると、体温を一定に保つために、自律神経の働きが必要以上に活発になります。その結果、過剰にエネルギーを消費することになり、体に疲労が蓄積してしまうのです。元々弱い部分にこの循環の悪さが追い打ちをかけ、更に悪化させてしまい、それが表面に現れ関節痛を表します。また、膀胱炎は日中の暖かさからつい、寒い冷たい場所で寝てしまい、夕方になると寒くて布団に慌てて入る。やはりこの寒暖差により発症してしまいます。そして水分摂取の少なさも膀胱炎の原因となります。
気圧や気温の変化が自律神経を介して口腔内の細菌叢(さいきんそう:さまざまな常在菌の集まり)に影響し、その結果、歯周病の悪化を招くと考えられます。また、天気の変化により皮疹などのかゆみを悪化させることもあります。気温は体の皮膚で感じ、血液の流れを通して内臓や脳にも作用します。ちょっと大げさですが、熱中症と低体温症を一日の中で交互に発生していると想像してみてください💦身体がいかに無理な働きをさせられているのか想像し易いと思います😖
そんな今も隣で、いつも寝てばかりいる動物達にもマッサージをしたり、運動をさせる時間はとても大切ですよ✨✨外へ無理に連れ出さなくとも、家の中で簡単にできるおもちゃ遊びでも構いません。本人が夢中になれる物を一日の中で何回か遊んであげてくださいね😊うさぎさんや、ハムちゃんなどは、遊ぶ時間というよりも、起こしてあげる。体を活動させるスイッチをONにする時間を作ってあげると良いです😄
気象病なんていう言葉も最近は出てきましたし、低気圧病に関する薬も人間はありますよね。天気がこんなにも体調に影響するのなら、備えない手はないと思います。うららかな春がくるまで、皆さん頑張りましょう!⛄⛄🌸🌸
最後に:災害時に備える動物達の手引書を環境省のリンクを参考にして頂くとわかりやすいかと思い載せておきました。その時に備え、対応する力を誰かに頼るのではなく自分たちで守っていきませんか?病院も今回のような大きな災害時にはどうなるかわかりません。この際、ご自身での備えを意識してみませんか?⛄
市川動物病院 看護師🐰
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/disaster.html