不安にさせてるかも?
こんにちは。市川動物病院です🏥🎤🐰
今日は台風の影響で雨が凄いですね☔最近の水不足も改善されるどころか、これでは氾濫の危険性までありますから、ちょうどいい塩梅というのが難しい時代になってきたんだなと実感します🌎
🐾今回は「不安」についてお伝えしたいと思います🐾
私は報道番組やドキュメンタリーを観ていますと不安に襲われる時があります。今日もニュースでは大々的に警報!災害級大雨!自己判断での避難指示!など、不安を煽るような言葉が並びます。それを見聞きしているだけで、大丈夫なのか?必要な外出をどうしたらいいのかなどと、あれもこれも考えてしまいます💦動物達も不安に敏感で、今日のような不安定な天気では、雨の音や雷の音、昼間でも暗い日常には無い状況に不安に陥ります。ドキドキ💞
不安というシグナルは、普段飼主さんにも訴えていますし、飼主さんから動物達へ送っている事も多々あります😥
典型的な例としましては、【投薬・新しい事をする・自宅での治療】時に、飼主さんから出る言葉としまして、「ごめんね・不味いけど我慢してね・痛いよね・私が悪いから…」ネガティブな言葉を発することが、動物達の不安を煽ります。そして、言葉で発していなくとも、表情や仕草、態度で動物達はピンとくる・察っします。
普段皆様のワンちゃんや猫ちゃんなどは、一日のうちほぼ飼主さんしか見ていません。自分でお散歩にも行かないし、勝手にカフェにも行きませんよね?😄ですから、私達人間が思っている以上によーーーく飼主さんのことを観ています🐶🐱🐰🐤
いつものご飯の時とは違うな?なんだかお父さん警戒してるな・・・なんでお母さん見てるの?などと理解しています。そこへ更に「ごめん」という言葉は、動物達にとって不安を煽りますし、警戒します。
よくある『薬を飲まない』を例にします。まず、飼主さんの意識から変えましょう。与える際にいつも通りを意識し、薬をごはんに混ぜるのなら、美味しい・体にいい・元気にさせてくれるんだ!と思うようにし、これを食べると元気になるよ♪という意味を込めていつも通り出してあげてください🍴
ダメですよ!普段やらないのに、薬を与える時だけジーっと見ているのは😁
治療で塗り薬や、包帯などと明らかに手当をしなければいけない時も、ごめんね痛いよね?お母さんが悪かったと言われたら、何も意味がわからない動物達は、「え~!?ごめんねって何?お母さん悪いの?」と不安になります。そうではなく、大丈夫、治していこうね。これを付けるとまたお散歩いけるよ!や、お母さんが治すから頑張っていこう!と明るい前向きな言葉をかけてあげてください😄投薬や、治療に関しましては、確かに苦い薬もありますし、ストレスもかかります。しかし、病院に連れてきてくださる飼主様にとっては治したいから、このままでは可哀想だから来院し、投薬や治療をして看病をするため。治すために苦痛を取り除くための手段であり、動物達に対し、悪い事もしていなければ、ごめんねと謝ることもしていないはずです😌💕
ですので、動物達に不憫な思いをさせている気持ちは私も理解しておりますが、良くするため、治していくために必要な事だと飼い主様も意識を変えて、ヨシ!!これでまた元気になったぞ!!さぁ、消毒して、またお昼に一緒にお魚を食べよう!でもいいです😄飼主さんも動物も前向きになれる、本人が照れちゃうような言葉を投げかけてあげてください😊
フィラリア薬一個でも、下痢止めでも同じです。お腹の痛みがなくなるよ♬腰が軽くなるよ♬なんでもいいです。前向きな言葉をかけてあげてください。
ちなみに我が愛犬には、これで元気になるからもっとカッコよくなっちゃうね😍と薬を飲む前にその気にさせています(笑)主人が帰宅する直前にわざとそのタイミングで投薬し、帰宅直後に褒めてもらうと、帰宅してきた喜びと薬を飲んで褒められた喜びとダブルで感じているようです😁たまに単純だなぁと感じる時もありますが、まぁそれはそれで良しとします(笑)
今回は不安のお話をお伝えしましたが、これは最期の時までずっと心に持っておいて頂ければ幸いだなと思います🐰